こんにちは!
今回は当ピアノ教室(駒沢大学)での、大人の生徒のレッスンの事例をご紹介したいと思います。
子供の頃小学生までピアノを習っていて、エリーゼのためを最後にピアノを辞めてしまったKさん。
お子さんがピアノを習いはじめられて、ご自身ももう一度ピアノを習いたい!と思われました。
しかし、子供の頃の先生は怖かった先生だったそうで、
「色々なわからないことがあったけど、怖くてきけなかった。」
「この曲は、難しいから私には弾けないかな?」
などと、消極的な発言が過去のトラウマを感じます。
クラッシック音楽、ピアノであるあるなんですよね、トラウマ。プロでもアマでも多かれ少なかれあるように思います。
そして、私もあるんです、トラウマ。
だからこそ、大人になって再開するピアノライフは子供の頃とは違った世界を楽しんで欲しいと思います。
そして、根本にはKさんが音楽が好き!なことが再開する最大原動力でした。宝塚を観に行ったり、お子さんの発表会のDVDを観たりもお好きです。
大人でも子どもでも同じですね♪好きのパワーって最強です!
さて、「大人のピアノレッスンってどんなことをするの⁉」
それは、先ずお一人お一人のご要望に応じています。
Kさんの場合、
「お子さんがピアノを習っているので、母親である自分が練習したりすることが刺激になれば嬉しい」
「エリーゼのためにで終わっているので、もっと聴いたことある曲や知っている曲を弾いてみたい!
だけど、自分のレベルにあった曲がわからないので、決めて欲しい。」
ということでした。
「お子さんが練習曲をなかなか取り組まないので、背中を見せていきたい。」
ということと、ピアノの再開もあって、まず指の練習曲集の「ハノン」を毎回課題として取り組むことにしました。
少し指に癖があるので、丁寧に指や音に注意して取り組みます。
「先ずは、ゆっくり動かしている指を意識して弾いてみてね!」
なんとなく、指が動くままに動かしてしまってはもったいないんです。
「決して速くなくていいので、音をよく聴きながら弾くことが大切だよ」
ふむふむ。という感じで、実際に弾いてみると案外聞き逃してしまうことがあるので、
「今のところ、流れてしまうからよく聴いてみてね」
などとやり取りをして、テクニックの練習をしています。
言葉で気を付けることがわかっていても、実際の音でどこに気をつけるところなのかを、確認していきます。
曲では、お子さんが「ブルグミュラー」に取り組んでいるので、何曲か取り組むことにしました。
今は最後の曲の「貴婦人の乗馬」に取り組んでいて、
「ここのリズムはどういうことなの?」
といった、楽典の基本の質問が多くあります。
「子どもの時にあまり理解していなかったけど、とにかく先生が怖くてきけなかった」
とのこと。大人の方のレッスンでは、ちゃんと頭でも理解しようとするので、
わからなことは直ぐに質問してくれるのがいいところだとおもいます。
なんとなく感覚で弾くのではなくて、理解して弾いています。
そして、もう一つ曲では、古典派のクレメンティのソナチネに取り組んでいます。
「ソナチネとソナタの違いって何?」
「ソナチネは小さなソナタで、ソナタよりも短くて、技術的にやさしい曲だよ。だから、始めに取り組むにはいいよ。」
などと、ちょっとした疑問も会話の中で。
そして、課題としてお家で練習してきてもらうと、
「この曲弾いてるとママすごい!」言ってくれる!と嬉しそうに話てくれます。
聴いたことがあるような、カッコイイ曲です。
この曲の特徴である強さの変化、f(強い)、p(弱い)を表現することをレッスンしました。
「子どもの頃は音に必死で、そこに気をつけることに気がつかなかった!」
とのこと。
音楽を表現する上で、強弱記号の意識がなかったことはとてももったいないことですが、
今から知ってからのピアノの世界が広がることは間違い無しです!
回を重ねていくたびに、強弱が表現できるようになっています。
音をどのように奏でていくか、そこを大人になった今だからこそ楽しんでいきたいですね!
Kさんいわく、ピアノを練習していて、ネットフリックスを観る時間が俄然減ったそうです(笑)
大人の生徒さん大歓迎です(^^♪
ピアノが初心者のかた!子供の頃やっていたけど、もっと上達したいかた!
無料体験レッスに是非いらしてください。おまちしています♪