こんにちは。

先日、林修さんのクイズ番組で、葉加瀬太郎さん出題のクイズがありました。

内容はベートーベンの運命の冒頭、今までの作曲でやってないことをベートーベンはでやっていて、それは何かという出題。

答えは休符から始まる、でした。

ん(八分休符)ジャジャジャジャーン♪のあの出だしです!

解答者、アイドルや若い人が正解していましたが、林先生やクイズ王は不正解でした。

実際に音楽を聴いて答える問題なので、感覚でわかるか、わからないかなんだと思います。

あれだけ頭がいいのに、わからないのはなぜか。

林先生においては、答えを聞いても解らなかったようです。

音楽は目で確認することが出来なく、正解も一つではない。四分音符、八分音符、すべての音やリズムは曲によって様々。沢山音楽を体験し、感じてゆくことでその感覚が蓄積されていくと思います。その中で、幼児期に音楽を始めるのは耳が育つ時期にとても良いと思います。知らず知らずのうちに、体に入ってゆく、そんな時期だと思います。寧ろその時期に理屈が先にこないよう、感じてから理解することを楽しく育むと、目には見えない感性が養われます。

レッスンでは、四分音符や八分音符など音楽用語を教えていきますが、音楽はそれを知ってるだけでは何の役にも立たないのです。楽譜を読み、自分で表現出来てはじめて存在します。そこに辿り着くまで、色々な素材で音にリズムに沢山触れて、週に一回のレッスンですが、子供たちはその音、リズムの感覚を吸収していきます。

クイズで少し垣間見れた音楽の感覚。

これから先もその感覚は、人と比べることもしないでしょう。

その目には見えない、はかり知れない感覚は正に財産だと思います。