こんにちは!
関東も梅雨入りして、ここ駒沢大学付近でも傘が手放せない日々です。
おぎどうピアノ教室(駒沢大学)で幼い年齢のお子さんに最初に使う教材「プレ・ピアノランド」を、レッスンの中でどのように使っているかをご紹介したいと思います。
4歳のMちゃんもレッスンを始めからプレ・ピアノランドを使っていて、いつも楽しそう取り組んでいます。
歌に合わせてリズムにのせて手をたたくのですが、最初はちからを入れて、次のに力を抜いてたたきます。
Mちゃんは全身や表情までもちからを入れて、力を抜く時は表情も柔らかく、私と一緒に歌いながら、音楽に楽しそうに反応しています。のってくると「もう一回やりたい!」とリクエストしてくれます♪
教材には絵も描いてあり、Mちゃんはその絵からも想像をふくらませ、「つるさんだったらこんな感じ」と私の想像を超えて体で表現してくれます。楽譜のつるの挿絵↓
プレ・ピアノランドはピアノを弾く前の準備のような教材なので、楽しいことにもピアノを弾くための裏付けがあります。手の緊張と脱力感のコントロールが楽しく身につくようになります。幼いお子さんは体一部をコントロールすることも大変です。年齢的に大変なことも段階をふんで、音楽に反応しながら出来るようになります。
聴くことも大切にしていて、私がドの音をピアノで弾くのを「よーく聴いてごらん」というとMちゃんは目を閉じて、ピアノの音を耳をすませて聴いています。聴いたあと、ドの音をきれいに歌って、次に音符を書きます。初めて書くドの音をMちゃんはどんどん書いて「もっとかく!」と意欲を見せてくれます。
また、音符を指で追っていき、目で音符を追えるようにします。
理屈ではなく歌に合わせて回数を重ねるごとに出来るようになります。
なぜ、これらのことがピアノを弾く前に必要か?
それは、ピアノを演奏するということは
①楽譜を目で見て
②脳がその情報を理解して身体各部に命令を出し
③指をコントロールしてピアノを弾き
➃イメージ通りの音になっているか耳で確かめつつ、目は次の音符を追いかけ~
と、こんなに高度なことを同時におこなうのです‼
これらを同時に行うことができない幼児でも、聴く、歌う、動く、見るの1つに集中すればぐんぐん力をつけていくことができるからです。
そして、それぞれの能力が向上したところで、2つ、3つ、4つと統合していきます。
段階を踏んでピアノに入ることで、悪い癖(子どもは癖を直すことが新しいことを覚えるよりも大変)が少なく、理想的な演奏ができるようになるからです。
このように、ピアノを弾く前の段階を歌ったり、リズムをたたいたり、よく聴いたりしながら楽しく身につく教材となっています(^^♪
4歳女の子のプレ・ピアノランドを使った事例→レッスン楽しみにしていました!4歳女の子Nちゃん